アーククリニック院長インタビュー（これから美容医療に挑戦するドクターへ）-【美容医局】美容外科・美容皮膚科の医師求人専門・転職紹介実績№１

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THE INTERVIEW
アーククリニック加藤雄大院長

Introduce

前職では統括院長を2年以上務め、他院修正ほか困難症例を担当してきた加藤先生。
理想の医療を提供するために開業したクリニックにかける思い、美容医療の今についてお話を伺いました。

医師になられた経緯、美容医療に進んだ理由をお聞かせください。

私の親族に医師はいませんでしたが、医学部を目指していた頃は命を救う医師という職業に漠然と興味や憧れがありました。
私が行ったのは地方の病院だったこともあり、幅広く一般外科全般の症例や手技を学びたいと感じ消化器外科に進み、そこで３年間働いていました。美容についてはあまり知らなかったのですが、美容医療に進んだ友人の話を聞くうちに興味を持つようになりました。

一般の保険診療と自費診療に対するギャップを感じられた点はありますか。

消化器外科にいた頃は、病気の患者様を診察して治療をする毎日で、まさに『お医者様』として扱われていました。自費診療では、治療だけではなく集客や営業についても考えなければならないですし、患者様との距離感もそれまでとは少し違います。アップセルのように積極的に勧めるのは好きではないですが、かといって「何も適応しませんよ」と言っていてはクリニックとして成り立たないので、その辺りのバランスの取り方に最初は戸惑いました。

美容に転科する際、何を基準にクリニックを選ばれましたでしょうか。

前職のクリニックへ入職した理由は友人からの紹介がきっかけでした。また施術の幅がとても広く、皮膚科、埋没、脂肪吸引、骨切りと多くの施術を並行してやらせていただきました。大手のクリニックだと、施術の種類は幅広くても、最初は一つの施術だけをしばらく行うこともあるようですが、自分の勤めていたクリニックでは比較的早い段階から同時に色々な手技を覚えることができたで、その点は本当に良かったと思っています。

開業に至った経緯や、開業する上で苦労されたことを教えてください。

自分で満足のいく手術を重ねていくうちに、自分の理想の医療を理想的な形で提供したいという思いが強くなりました。手術だけではなくクリニックのスタンスとして、こういう治療をこういうふうに提案したいという自分なりのこだわりを実現するために開業を決断しました。コロナ渦での開業だったので、融資には通常の時期よりも苦労しました。
また開業当初は患者様がどれだけ来てくれるのかと不安でしたし、広告やインスタの打ち出し方にはかなり試行錯誤しました。手術自体はある程度自信を持ってから開業しましたので、心配事としては集客に関するものでしたね。

働くスタッフへ指導をする際に大切にされていることはありますか。

まだ開業して間もないので大きなことは言えませんが、患者様ファーストというマインドや理念を自分だけでなくスタッフ全員で共有し、実践していく必要があると思っています。患者様にとって何が一番か、どうしたら心地よく施術を受けてもらえるか、については常に考えています。運良くいいスタッフに恵まれているので、口コミでも「看護師さんが優しかった」「受付の人の対応が良かった」などと言っていただけることもあります。
スタッフには外科にも皮膚科にも入ってもらっているので、覚えることが多くて大変そうですが、それをやりがいと捉えてくれるスタッフが多く大変嬉しく思っています。

近年は低侵襲な治療の需要が高まっていますが、現状に対する先生のお考えを教えて下さい。

より性能が良い機械が出て低侵襲の治療が発達することは、この美容医療業界にとってはいいことです。しかし、高侵襲な治療でしか解決できないお悩みを抱えている患者様は、依然多くいらっしゃると感じていますし、クリニックにも数多くの方がご来院されます。
現にクリニックにご来院される患者様の、実に9割が骨切り手術です。骨切り手術に関しては韓国だと安価でメジャーな施術ですが、日本も徐々にそうなっていくのではないかと思っています。
Eラインを求める患者様が多いことがその典型ですが、特にアジア人は欧米骨格に憧れを持つ患者様が多いように感じます。今後はそれがより顕在化していくのではないかと感じています。当クリニックでは、術後のフォローや検診を徹底して患者様へ安心感を与えられるよう日々精進しています。

今後分院を展開されていくお考えはありますでしょうか。

積極的に分院展開をしていきたいという気持ちはそこまでありません。
技術力や多くの経験が必要となる骨切り手術や脂肪吸引などがメインなので、新たな医師を採用しすぐに分院を出す、という風にはなりません。
現場を退く気持ちは今のところないので、目の前の患者様を毎日オペして美しくしていくことは本当にやりがいを感じますし、今はそれで十分満足しています。

美容医療業界へ転科や開業を考えられている先生にアドバイスをお願いします。

今でも友人の医師から美容医療へ転科したいと相談を受けることが多いのですが、大手で経営などのリスクを負わずに生きていく道も、開業する道もどちらもあります。
しかしやりがいを感じながら働くことはとても大切なので、目標なり、技術なり修得できる環境で、幅広い施術をやっているクリニックを選ばれるのが良いと思います。
また中から見ないと分からない部分が多くあるので、見学へ行き実際にご勤務されている方の声を聞いておくことを勧めています。
特に美容外科は大きい侵襲を伴う施術です。患者様だけではなく施術を行う医師側にも覚悟が必要ですし、責任感とポリシーを持って治療に臨むこの意識が何より重要です。

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