今や、年齢を問わずスマートフォンが普及し、日常的にSNSを利用している人がほとんどです。SNSの強みは、費用がかからずボタン一つで簡単に情報発信ができるコミュニケーションツールです。そして、「バズる」という言葉があるように、何かのきっかけで爆発的な拡散力を秘めています。
当然、大手美容クリニックでもこのSNSを利用して情報発信をしています。そこで、実際どのように活用して成果をあげているのか調べてみました。
SNSを利用した新たな広告戦略
【SNSマーケティングとは?】
SNSは「ソーシャルネットワークサービス」の略で、コミュニケーションツールにメディア要素が加味されたものです。InstagramやTwitter、Line、YouTubeなど用途によって選べるツールが沢山あります。
人と人とのコミュニケーションがWeb中心となっている今、多くの美容クリニックでSNSに公式アカウントを作り、広告費をかけずに情報を拡散(シェア)して、ブランディングや集客に利用しています。また、「#」ハッシュタグで訴求したいターゲット選定が可能で、ユーザーのニーズやアカウント数を知ることも可能なので、集客のための戦略に役立てているようです。
【SNSマーケティングのメリット】
▶︎旬な情報の拡散(シェア)による認知度アップ
旬な情報発信でお客様にクリニックを知ってもらう
▶︎ユーザーの信頼度や評価アップ
直接的なコミュニケーションが可能
▶︎コンテンツマーケティングによる顧客獲得
ユーザーに必要な情報を提供しクリニックのファンになってもらう
▶︎広告費をかけずに情報の拡散ができる
拡散力が強い分、リスクマネージメントも必要
▶︎ユーザー効果の可視化
反応や動向がリアルタイムで数値化、ターゲティング戦略が可能
【競合クリニックとの差別化】
全国展開している大手クリニックの場合、従事している医師の数だけでも200~300人、月の売上げも“億”を超えるクリニックもあります。企業が健全な経営を維持するためには、やはり“売上げ”を上げていくことが永遠の課題です。
「数ある美容クリニックの中で、自分のクリニックを選んでもらうにはどうしたら良いか?」「どうしたら競合クリニックとの差別化ができるのか?」「多くのドクターがいる中で、どうすれば自身が選ばれるのか?」を考えた時に、他のクリニックでは真似のできない独自の“売り”、お客様から『○○なら、このクリニックの○○先生!』と言われるような“企業ブランディング” や“個人ブランディング”を確立することが必要不可欠になってきます。
クリニックにとって新規顧客の獲得とリピーターを増すことが経営の基盤になります。同時に、効果的な集客をするためのブランディングとWeb戦略がとても重要になってきます。
大手美容クリニックが、SNSを利用する理由!
【集客するための戦略】
美容医療のホームページやリスティング広告は、医療広告ガイドラインの規制の中で展開しなければならず、症例写真や表現にかなり制限があります。しかも、サイト運営をする維持費にもコストがかかります。そこで、自社のホームページの他に、手軽に旬な情報をアップできる集客ツールとして、SNSを利用しているクリニックがほとんどです。その拡散力(シェア)がSNSの最大の特徴ですが、ターゲットを絞った情報を発信することも可能です。しかも、顧客の希望や動向も把握できる利点があります。
例えば、美容整形を考えているお客様は、SNSでDr.の施術写真や生の情報をチェックして興味があれば、必ずクリニックのホームページをチェックしています。しかも、情報をそのまま鵜呑みにせず、Google検索などで深い部分まで情報収集を行ってからアクセスしてきます。この点、大手クリニックはすでに企業ブランディングが確立されたしっかりしたオフィシャルサイトを持っているので、医師個人のSNS情報との相互作用で、集客するための戦略が成功していると言えます。
なぜ、大手美容クリニックで“Dr.ブランディング”が必要なのか?
【Dr.ブランディングが必要な理由】
美容クリニックのホームページで多く見られているのは、医師のプロフィール、料金、施術ページです。お客様がクリニックを選ぶ時、自分が通えるエリア内で、自分に一番合いそうなDr.を探しています。いくら大手美容クリニックとはいえ、結局は医師個人の良し悪しで判断しているのです。
そこで必要なのが、大手美容クリニックに従事しているたくさんの医師の中で“選ばれるDr.”になるための “自己ブランディング”です。
自身の得意な施術やこだわりを分かり易くSNSなどで表現すことによって、自ずとお客様の指名が増え、数多くの症例を重ねることで施術スキルも向上していきます。結果として症例数が増えインセンティブによる収入のアップにも繋がっていきます。
この良い流れをつくることこそ、大手美容クリニックの中で“活躍するDr.” “成長できるDr.”への秘訣です。そのためには、医師個人の“Dr.ブランディング”が必要なのです。
▶︎ユーザーのページビュー
*医師の経歴をチェック
*医師の得意な施術をチェック
*担当ドクターや施述内容のチェック
*カウンセリングが丁寧か? 不安な気持ちに寄り添ってくれるDr.か?
*おすすめしない内容をはっきり言ってくれるか?
*実際にカウンセリングを受けた印象で決める
*どのような仕上がりになるのか、施述の内容をきちんと知りたい
【SNSを利用してリピーターを増やす】
大手美容クリニックで人気の高い医師達は、業務の一環として自身が手掛けた症例写真のアップや、お客様の感心事など美容医療のトレンドな情報を絶えずSNSにアップしています。これは「Dr.を身近に感じてもらえる効果」をお客様に与えます。そして「この先生に相談してみたい」「話しやすそう」と感じてもらえます。
特にInstagramは、写真や動画などリアルな情報がアップできるので効果的なツールです。ただし、症例写真は医療広告ガイドラインに抵触しないように注意が必要です。
大手美容クリニックのネームバリューが医師個人のSNSの拡散力を後押ししてくれるはずなので、リピーターを増やしていける可能性を秘めています。
【まとめ】
人々は何処にいてもスマートフォンを手放さず、若い世代はもちろん40代、50代でも気になることを調べる時にSNSをチェックしています。SNSは、口コミを重要視するユーザーへ効果的にアプローチできる拡散力があります。
美容クリニックも時代の変化と共に、新しいWebマーケティングを考えていかなければならない時代です。
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美容医療のトレンドに敏感でこれからのマーケットを意識した提案が得意なキャリアアドバイザー。
大手はもちろんですが、新規参入のクリニックなど、将来のキャリアプランのために今どんなクリニックでの就業経験が必要なのかを常にキャッチアップ。クリニックと先生方どちらとも密にコミュニケーションを取り、求めるキャリアに近づく為にはどのようなクリニックが良いのかを提案いたします。
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